2026年は、映画『タクシードライバー』(1976)が公開されてから50周年の節目となる年です。

マーティン・スコセッシ監督を巨匠へ、ロバート・デ・ニーロさんをスターへと押し上げた歴史的な作品です。

《ストーリー》不眠症を紛らわすために、夜間のタクシードライバーとして働く、ベトナム帰還兵の青年トラヴィス・ビックル。

マンハッタンの街を、あてもなくタクシーを走らせるトラヴィスの心は荒み、大統領候補の暗殺という常軌を逸した計画を実行しようとするのだが…。

デ・ニーロさんは迫真の演技で、近くにいたら迷惑な人を見事に演じきっています。

トラヴィスは、せっかく取りつけたデートにポルノ映画館を選んでこっぴどく振られ、やり場のない怒りを大統領候補の暗殺に向けるも、決行当日に屈強なシークレット・サービスにビビって逃げ、武装したまま売春宿に突撃して壮絶な銃撃戦の末に自殺を試みるも、弾切れで失敗。

最終的に、トラヴィスは生き延びて、12歳の少女を売春宿から救った英雄になります。本当にヤバい人です。

ポルノ映画館のデートの時も、しっかりえんじ色のコーデュロイジャケットを着てお洒落しているのが、トラヴィスのヤバさを際立たせています。

『タクシードライバー』M-65フィールドジャケットを着たトラヴィス・ビックル

ベトナム戦争で海兵隊に所属していたトラヴィスは、除隊後もM-65フィールドジャケットやタンカースジャケットを普段着にしています。

これらのジャケットには、所属していた部隊「キングコングカンパニー」のパッチが縫いつけられていて、かっこいいです。

大統領候補の暗殺のためにトレーニングをするシーンでは、なぜか海兵隊のTシャツを裏返しに着ていたり、拳を火で炙って耐える訓練をしていたりと、気になることばかり。ずっと謎です。

キングコングカンパニー M-65 フィールドジャケットデッドストックのM-65フィールドジャケットに、キングコングカンパニーのワッペンを装着したリプロダクト品。

トラヴィス・ビックルのミリタリージャケット『タクシードライバー』のトラヴィスが愛用する、キングコングカンパニーの部隊章を縫いつけたミリタリージャケット。デッドストックのM-65に、刺繍の糸の密度を増やしてパッチを…

USMC《アメリカ海兵隊》 Tシャツトラヴィスみたいに裏返しに着なくてもトレーニングできます。生地の裏側から表にインクが染み出す、シルクスクリーンのギミックで刷りました。

Tシャツを裏返して着る、トラヴィス式トレーニング大統領候補の暗殺に向けて、体を鍛え直すトラヴィス・ビックル。『タクシードライバー』の筋トレの場面で、なぜか裏返しに着ている海兵隊のTシャツの謎と、それを再現したものづくり…

また、デ・ニーロさんは、『ディア・ハンター』(1978)でもベトナム帰還兵を演じています。

戦争で心を壊した親友のため、命がけのロシアンルーレットに挑む姿は、迷惑ムーブをかましまくるトラヴィスとは真逆で、演技の振り幅が凄すぎます。

『タクシードライバー』ロバート・デ・ニーロとマーティン・スコセッシ監督

スコセッシ監督とデ・ニーロさんの黄金コンビは、『ミーン・ストリート』(1973)に始まり、『レイジング・ブル』(1980)、『キング・オブ・コメディ』(1982)、『グッドフェローズ』(1990)、『ケープ・フィアー』(1991)、『カジノ』(1995)、『アイリッシュマン』(2019)、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023)と、半世紀にわたって作品を作り続けています。

スコセッシ監督は、俳優としても『タクシードライバー』に出演していて、ベッツィーが働く選挙事務所の前にいるエキストラと、妻の浮気を確認するタクシーの乗客として、2回登場します。

また、黒澤明監督の『夢』(1990)では、画家のゴッホ役を演じています。

最近では、ドラマ『ザ・スタジオ』(2025)に本人役で出演し、温めてきた映画の企画を粉末ジュース「クール・エイド」の題名に変えられたうえ、企画ごと潰されてしまう役で、茶目っ気を見せています。

マックスタトゥー 長袖Tシャツ体を鍛えなくてもデ・ニーロ アプローチが味わえます。恐怖岬に沈んだ復讐鬼のタトゥーを描いた長袖Tシャツ。

復讐鬼 マックス・ケイディのタトゥー鍛え上げた肉体に「復讐するは我にあり」と聖書の引用を刻んだ、『ケープ・フィアー』の復讐鬼マックス・ケイディ。スクリーン上で圧倒的な存在感を放つタトゥーの意味。

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