『デスペラード』(1995)は、銃撃と爆発の凄まじさを見せつけたロバート・ロドリゲス監督のハリウッドデビュー作で、最高のアクション映画です。
ギターケースに武器をどっさり詰め込んだ殺し屋エル・マリアッチをアントニオ・バンデラスさんが演じています。ゲストにスティーヴ・ブシェミさんや、ダニー・トレホさん。後の「義兄弟」となるクエンティン・タランティーノ監督もゲスト出演しています。
『デスペラード』の原型になったのが、ロバート・ロドリゲス監督がわずか7000ドルの制作費で製作した映画『エル・マリアッチ』(1992)です。

ギターケースに武器を仕込んだ殺し屋と間違われたマリアッチ(歌手)が、街のギャングたちから命を狙われるというのが大まかなストーリーで、とにかく低予算とは思えない面白さで、キレ味鋭いアクションの連発が若きロドリゲス監督の才気を感じさせます。
『デスペラード』は、続編『レジェンド・オブ・メキシコ』(2003)が製作され、『エル・マリアッチ』と合わせて、「マリアッチ三部作」と呼ばれています。
三部作最終作の『レジェンド・オブ・メキシコ』には、個性派ジョニー・デップさんがマリアッチを利用して漁夫の利を得ようとする狡猾なCIA工作員の役で、ずっと楽しそうに出演していて、ビジュアル含め最高でした。

なにより、『デスペラード』がきっかけとなり、ロバート・ロドリゲス監督とクエンティン・タランティーノ監督の「義兄弟」タッグが爆誕!『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(1996)『グラインドハウス』(2007)へつながっています。
タランティーノ監督もロドリゲス監督もサンダンス映画祭をきっかけにブレイク。サンダンス映画祭は名優・巨匠のロバート・レッドフォードさんが主催した若手監督のための登竜門的な映画祭です。『明日に向って撃て!』(1969)でレッドフォードさんが演じたサンダンス・キッドの名前を冠しています。
現在は、ふたりとも巨匠となっていますが、ぜひまたタッグを組んでB級アクション映画愛溢れる作品を撮ってほしいです!





