『パルプ・フィクション』(1994)で、いつもビンセントが持ち歩いている愛読書、『Modesty Blaise(唇からナイフ)』(1965年刊)ハードカバー版です。

パンプキンとハニー・バニーが強盗を始めた時も、ビンセントはトイレで熟読していて、外の騒ぎにまったく気がつくことがありません。この絶妙なズレが、ビンセントというキャラクターの可愛らしさを際立たせています。
結果的に、ビンセントはこの本を愛読していたがために(あろうことかマシンガンを台所に置きっぱなし!)、あっけない最期を遂げますが、決まりきらない情けなさが、見れば見るほど愛おしいです。この『Modesty Blaise』も、ビンセントにとって最高のマクガフィンですね。
